こんにちは。こんばんは。
40代シンママナースのたまごです。
今日は「床ずれ」についてお話したいと思います。
医療の現場では「褥瘡(じょくそう)」と呼びますが、今回は分かりやすく「床ずれ」でお話しますね。
床ずれは、できる前の予防がとても大切です
床ずれは、一度悪化してしまうと治るまでに時間がかかります。
だからこそ、
「つくらないこと(=予防)」
がとても大切です。
特に、自宅で布団やベッドに寝ている時間が長い方は注意が必要です。
なぜ床ずれができるのでしょうか?
例えば、長時間イスに座っていると、
「お尻が痛いな」
と思うことはありませんか?
そんな時、私たちは無意識に、
- 足を組み替える
- 少し体を浮かせる
- 姿勢を変える
ことをしています。
寝ている時も同じです。
右を向いたり左を向いたり、
自然に寝返りをしています。
これは、
同じ場所に圧がかかり続けないように、
体が無意識に動いているからです。
動けない方は「圧」を逃がせません
でも、寝たきりの方や自分で動くことができない方は違います。
同じ場所にずっと圧がかかったままになります。
すると血液の流れが悪くなり、
- 赤くなる
- 皮膚が傷つく(ただれる)
- 深い傷になる
- 組織の壊死
という状態につながってしまいます。
重症になると、
骨が見えるほど傷が深くなってしまうこともあります。
また、床ずれは「圧」だけが原因ではありません。
ベッド上で体がずれることによる摩擦やずれ、汗や排泄物による皮膚の蒸れ、栄養状態なども床ずれのできやすさに関係します。
特に高齢の方は皮膚が弱くなっていることも多いため、皮膚の状態を日頃から確認しておくことも大切です。
参考:日本褥瘡学会「褥瘡について」
床ずれ予防で大切なのは「体位交換」です
床ずれ予防では、同じ場所に長時間圧がかからないよう、定期的に体の向きを変える「体位交換」を行います。
病院では「2時間ごと」をひとつの目安として体位交換を行うことがありますが、実際にはご本人の状態や使用しているマットレスなどによって適切な間隔は異なります。
自宅では、ご家族だけで頻繁に体位交換を続けることは簡単ではありません。
実際にやってみるとかなり大変です。
動けない方の体を支えて向きを変えるのは、
想像以上に重労働なんです。
参考:日本褥瘡学会「褥瘡の予防について」
入浴は皮膚の状態を確認できる大切な機会でもあります。自立を支えながら安全に入浴する工夫についてまとめています。
▶「お風呂だけは自分で入りたい|自立を支える入浴の工夫」
介護を楽にする福祉用具があります
そこで役立つのが、
「体位変換機能付きマットレス」です。
エアマットの中の空気圧が自動で変わることで、
同じ場所に圧がかかり続けないようにしてくれます。
つまり、
自然に床ずれ予防をしてくれるんです。
今は、
- 少しでも介護が楽になるように
- 少しでも痛みが減るように
いろいろな福祉用具が使える時代になっています。
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介護は頑張りすぎるより、長く続けられる工夫が大切です。毎日の負担を減らすアイデアをご紹介しています。
▶「ペットシート一択です|介護は頑張ることより長く続けることが大切」
赤みは「床ずれのサイン」かもしれません
床ずれは、
- かかと
- お尻
- 腰の骨の周り
- 肩甲骨周辺
- 耳など
骨が出ていて圧がかかりやすい場所にできやすいとされています。
「少し赤いだけだから大丈夫かな」と思うこともあるかもしれません。
日本褥瘡学会では、赤くなっている部分を指で軽く3秒ほど押し、白っぽく変化するか確認する「指押し法」が紹介されています。
押しても赤みが消えない場合には、初期の床ずれの可能性があります。
赤みがある場所にはできるだけ圧がかからないようにし、気になる状態が続く場合や、皮膚がむけている・傷になっている場合には、早めに医師や看護師へ相談してください。
参考:日本褥瘡学会「褥瘡について」
少しでも痛みなく過ごせるように
床ずれは、一度できると治るまでに時間がかかることがあります。
だからこそ、
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 赤みを見つけたら早めに対応する
- 困ったときは訪問看護や医師へ相談する
この3つを意識するだけでも、大きな予防につながります。
介護は一人で頑張るものではありません。
使えるサービスや福祉用具も上手に取り入れながら、ご本人も介護する方も少しでも安心して過ごせますように。
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