こんにちは、こんばんは。40代シンママナースのたまごです。
今回は、
「訪問看護って実際には何をしてくれるの?」
ということについて、現場で働いている立場からお話したいと思います。
訪問看護は「ご本人」と「ご家族」の両方を支える仕事です
訪問看護は「ご本人」と「ご家族」の両方を支える仕事です
訪問看護というと、
- 点滴をする
- 血圧を測る
- 医療的な処置をする
というイメージを持たれる方が多いと思います。
もちろん、それもとても大切な仕事です。
厚生労働省では、訪問看護の主な内容として、病状の観察や主治医との連携、清潔・排泄・食事などの療養上のお世話、服薬管理や点滴などの診療の補助、介護するご家族へのサポートなどを挙げています。
つまり訪問看護は、医療的な処置をするだけではなく、その人が自宅で安心して療養生活を続けられるように支えるサービスでもあります。
そして実際に訪問看護師として働いていると、ご本人への看護と同じくらい、介護しているご家族の不安や負担にも目を向けることが大切だと感じます。
ご本人が安心して家で過ごせるようにすること。
そして、介護しているご家族が少しでも安心できるように支えること。
それも、私たち訪問看護師の大切な役割です。
私が大切にしている看護観については、こちらの記事でもお話ししています。
▶ ▶ 優しさの中に厳しさがある看護師|わたしが大切にしている看護観
参考:厚生労働省「介護サービス情報公表システム|訪問看護」
訪問する側も、実は少し緊張しています
訪問看護師が初めて訪問する時、ご家族はきっと、
「どんな人が来るんだろう」
「ちゃんと相談できるかな」
「助けてもらえるのかな」
と不安を感じていると思います。
でも実は、私たち訪問看護師も少し緊張しています。
- 痛みはあるかな
- 食事は食べられているかな
- ご家族は疲れていないかな
- 不安を少しでも減らせるかな
そんなことを考えながら、インターホンを押しています。
実際にはこんなことをしています
訪問看護では、利用者さんの状態に合わせていろいろなお手伝いをしています。
病状の確認
血圧や体温だけでなく、
- 呼吸が苦しくないか
- 痰が増えていないか
- お腹の調子はどうか
- 夜眠れているか
なども確認しています。
「いつもと違うな」と感じた時には、必要に応じて主治医へ状態を報告します。そのうえで、医師の判断による薬の調整や往診など、必要な対応につなげていきます。
実際に訪問看護師がどのような視点で利用者さんを見ているのかは、こちらの記事でもお話ししています。
▶ 「患者さんは人生の先輩|私が相談に乗ってもらった話」
お薬の管理
薬の種類が多くなると、ご本人もご家族も管理が大変になります。
そのため、
- 薬カレンダーを使う
- 飲む時間ごとにまとめてもらう
など、できるだけ負担が減る方法を一緒に考えています。
また訪問薬局というサービスもあり、訪問看護師だけではなく薬剤師も一緒に薬の管理をしていってくれます。
清潔ケアやおむつ交換
入浴や着替えが難しくなった方には、
- 入浴介助
- 清拭
- 洗髪
- おむつ交換
なども行います。
ベッドで過ごす時間が長い方でも、少しでも気持ちよく過ごせるようにお手伝いをしています。
寝たきりの方の清潔ケアや口腔ケアについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶ 寝たきりの家族に忘れがちな「口腔ケア」|お口の清潔が大切な理由
▶ 「今日は足だけでも大丈夫」在宅介護での清潔ケアのお話
ご家族のサポート
実は、私たちがとても大切にしているのが「ご家族のケア」です。
在宅介護は、本当に大変です。
夜も気になって熟睡できなかったり、
ずっと緊張が続いていたり…。
疲れてくると、優しくしたくてもできなくなることがあります。
そして、
「優しくできなかった」
と自分を責めてしまう方も少なくありません。
だからこそ私たちは、
「少し休みましょうか」
「サービスを増やしてみませんか」
と声をかけることもあります。
介護は、ご家族だけで頑張れるものではありません。みんなで支えていきたいと思っています。
家族介護には正解がありません。私が実際に感じたことを、こちらの記事にも書いています。
▶ 「家族だから介護する」は当たり前ではありません|訪問看護師として伝えたいこと
訪問看護を利用するには?
「訪問看護を利用してみたいけれど、どこに相談したらいいの?」
と思われる方もいるかもしれません。
訪問看護は、主治医の指示に基づいて利用するサービスです。
介護保険を利用している方であれば、まずは担当のケアマネジャーに相談してみてください。
まだ介護保険を利用していない場合は、主治医や地域包括支援センターなどに相談する方法もあります。
また、年齢や病気、身体の状態などによっては、介護保険ではなく医療保険で訪問看護を利用する場合もあります。
「自分の場合は利用できるのかな?」
「介護保険の申請から必要なのかな?」
と迷ったときには、一人で判断せず、まずは身近な専門職に相談してみてください。
介護保険の申請については、こちらの記事で詳しくお話ししています。
▶ はじめての介護保険|申請方法とサービス利用までをわかりやすく解説します
24時間対応している訪問看護ステーションもあります
病気や体調の変化は、昼間だけとは限りません。
夜中に熱が出たり、
痛みが強くなったり、
急に不安が強くなることもあります。
そのため、24時間対応をしている訪問看護ステーションもあります。
夜中に呼ばれたときにはすっぴんで駆けつけることもあります(笑)
でも、
「電話したら来てもらえる」
その安心感は、ご家族にとってとても大きいものだと思っています。
「来てくれたから安心できた」と思ってもらえる存在でありたい
訪問看護は、医療処置だけをする仕事ではありません。
利用者さんやご家族が、
「来てくれてよかった」
「少し安心した」
と思っていただけるような関係性を作ることも、とても大切だと思っています。
在宅介護は、不安なことが本当にたくさんあります。家族だから許せないこともたくさんあると思います。
このブログを通して、少しでも安心につながる情報をお届けできたら嬉しいです。



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