こんにちは。こんばんは。シンママナースのたまごです。
「介護食は毎日手作りしないといけない。」
そんなふうに思って、頑張りすぎていませんか?
介護が始まると、食事の準備は想像以上に大きな負担になります。
わたしは、介護食は必ずしも手作りである必要はないと思っています。
長く介護を続けるためには、「頑張り続けられる方法」を選ぶことのほうが大切です。
今日は、訪問看護師としてたくさんのご家族を見てきた中で感じた、「頑張りすぎない介護食」についてお話しします。
「手作りしてあげたい」と頑張っていた娘さん
以前、「お母さんのご飯は手作りをしてあげたい」と頑張っていた娘さんがいらっしゃいました。
そのお母さんは嚥下状態が悪く、とろみをつけたり、一口大に切ったりするというひと手間が必要な方でした。また、血圧が高く、塩分を控えた食事が必要と医師から言われていました。
娘さんは料理が得意で、退院してきたお母さんに料理を作って喜んでもらうことを楽しみにされていました。
しかし、介護生活は1年以上続きました。
毎日3食の調理。
最初は笑顔で料理をされていた娘さんも、
「今日は何を作ろう」
ではなく、
「またご飯の時間が来る…」
「ご飯を作るのがイヤなんです」
と言われるようになり、表情も少しずつ変わっていきました。
介護食は手作りでなくても大丈夫
介護食は、手作りでなければいけないものではありません。
今は離乳食と同じように、介護食のレトルト食品や冷凍食品が数多く販売されています。
また、配食サービスも充実しており、
- 糖尿病の方向けの糖質制限食
- 心臓病や高血圧の方向けの塩分制限食
- 嚥下障害のある方向けのムース食や刻み食
など、病気や食事形態に合わせたサービスも利用できます。
手作りだけが正解ではありません。
笑顔で続けられることが一番大切
わたしも子どもを育てる親として毎日料理をしています。
だからこそ、毎日の献立を考え、調理をする大変さはよく分かります。
介護食になると、
塩分・糖質・たんぱく質・やわらかさなど、
さらに気を遣うことが増えてしまいます。
介護を長く続けるためには、
毎日100点の介護をすることよりも、80点でも笑顔で続けられることの方が大切です。
週に1回でも、市販の介護食や配食サービスを利用してみてください。
その30分の余裕が、
家族と笑顔で話をする時間になったり、
自分自身が少し休める時間になったりすることもあります。
そのほうが、家族関係はずっと穏やかになります。
「これでいいんだ」と思える介護を
ここで、一番伝えたいことがあります。
介護食は手作りである必要はありません。
市販の介護食や配食サービスを利用することは、決して手抜きではありません。
介護は、一日や一週間で終わるものではなく、何か月、何年と続いていくものです。
何よりも、介護は食事を作ることだけではありません。
体調の変化に気付いたり、病院へ付き添ったり、薬を管理したり、家事をしたり…。
たくさんの気配りや目配りが必要です。
だからこそ、
長く続けられる方法を選ぶことも、大切な介護です。
わたしは訪問看護師として、多くのご家族と出会ってきました。
介護を選び、
毎日向き合い、
悩みながらも頑張っているご家族を、
心から尊敬しています。
だからこそ、このブログでは、
「頑張りすぎなくても続けられる介護」
を、これからもお伝えしていきたいと思います。
少しでも、
「これでいいんだ。」
と思っていただけたら嬉しいです。
※この記事は実際の経験をもとにしていますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないよう年齢や状況などを一部変更し、必要に応じて複数の事例をもとに再構成して掲載しています。


