要介護1と要介護5ではこんなに違う|介護保険サービスの使い方を解説
こんにちは。シンママナースのたまごです。
前回は、
「介護保険で利用できる在宅サービス」
についてお話しました。
今回は、
「実際にどんなふうにサービスを組み合わせていくの?」
について、具体例を使いながらお話したいと思います。
介護保険では、
介護度によって利用できるサービス量が変わります。
そして、
「家族がどれくらい介護できるか」
によっても、必要なサービスは大きく変わってきます。
今回は、
- 要介護1
- 要介護5
の2つの例を見ながら、
在宅介護について考えてみたいと思います。
要介護1|まだ自分でできることが多い状態
80歳のAさんは、
息子さんとの2人暮らしです。
屋外では杖を使用していますが、
家の中では壁を伝いながらゆっくり歩くことができます。
少し物忘れはありますが、
会話はしっかりしていて、とても社交的な方です。
ただ、
- 薬の飲み忘れ
- 飲み間違い
が増えてきたため、
介護保険を申請し「要介護1」と認定されました。
どんなサービスが必要?
私はまず、
「デイサービス」
をおすすめすると思います。
Aさんは社交的なので、
- 人と話す
- 外へ出る
- 身体を動かす
ことが、生活の刺激になります。
デイサービスでは、
- 入浴
- リハビリ
- 食事
- レクリエーション
なども受けられるため、
身体機能の維持にもつながります。
週3回くらいから始めると、
無理なく生活リズムが整いやすいと思います。
お薬管理も大切です
薬管理が苦手とのことなので、
「訪問看護」
を週1回程度利用するのもおすすめです。
訪問看護では、
- 薬カレンダー管理
- 飲み忘れ確認
- 体調確認
などを行うことができます。
ご家族が毎回確認する負担も少し軽くなります。
「サービスを入れすぎない」ことも大切
介護サービスは、
利用すればするほど安心できるように感じるかもしれません。
でも、
「まだできること」
まで全部サービスにしてしまうと、
逆に生活意欲が下がってしまうこともあります。
Aさんのように、
まだできることが多い方は、
「自分でできることを続ける」
ことも大切だと思います。
要介護5|日常生活のほとんどに介助が必要な状態
78歳のBさんは、
2年前に介護保険を申請したときには「要介護3」でした。
その後、
徐々に身体機能が低下し、
- 一人で起き上がれない
- 移動が難しい
- 食事介助が必要
な状態となり、
再度申請をして「要介護5」と認定されました。
トイレ介助
Bさんは、
ベッド横のポータブルトイレを利用しています。
でも、
- 起き上がる
- 立ち上がる
- ズボンを下ろす
など、
ほとんどの動作に介助が必要です。
介助するご家族にも、
かなりの体力が必要になります。
食事介助
数口程度であれば自分で食べられます。
でも疲れてくると、
食事が進まなくなってしまうため、
介助が必要になります。
こうした介護は、
「毎日続く」
ということが大きな負担になります。
入浴介助
シャワーチェアを使用して入浴していますが、
- 移動
- 洗髪
- 洗体
- 着替え
など、
ほぼ全介助の状態です。
入浴介助は、
介護の中でもかなり重労働です。
どんなサービスを利用する?
ご家族が仕事などで不在になる日には、
「デイサービス」
を利用することが多いと思います。
デイサービスでは、
- 入浴
- 食事
- リハビリ
などを受けることができるため、
家族の負担軽減にもつながります。
訪問看護の利用
デイサービス以外の日には、
「訪問看護」
を利用することで、
- 体調管理
- 床ずれ確認
- 清潔ケア
- リハビリ
などを行うことができます。
訪問介護の利用
さらに、
「訪問介護(ヘルパー)」
を利用することで、
- 排泄介助
- 食事介助
- 清潔ケア
などをサポートしてもらうことができます。
要介護5でも「余裕がある」とは限りません
介護度が高くなると、
利用できるサービス量も増えます。
でも実際には、
- おむつ代
- 食事代
- 福祉用具代
など、
介護保険以外にもたくさんのお金が必要になります。
そして何より、
「家族負担」
が大きくなります。
「やってあげる」だけでは続きません
介護をしていると、
「全部やってあげなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
でも、
「できることはしてもらう」
という考え方もとても大切です。
例えば、
- コップを持つ
- 顔を拭く
- 洗濯物をたたむ
など、
少しでも役割を残すことで、
生活への意欲につながることがあります。
最後に
介護保険は、
介護をしている家族を支える制度でもあります。
でも、
「サービスを利用すれば全部解決する」
わけではありません。
やはり、
- 家族の負担
- 体力
- 気持ち
はとても大きいものです。
だからこそ、
「頑張りすぎない」
ことが本当に大切だと思います。
本人もご家族も、
少しでも穏やかに過ごせるように、
その人に合った介護サービスを選んでいけたらいいなと思います。


